Windows to Goとは

WindowsOSには様々なエディションがあり、教育機関や企業向けのエディションだけの機能が多く存在します。その中でもWindows8から実装されたWindows to Goは、OSを手軽に持ち運べる機能として注目を浴び、Windows10の一部エディションでは引き続きサポートされています。そこで今回はUSBメモリ等の外付けストレージからOSを起動できるWindows to Goについてご紹介します。

Windows to GoはOSをUSBメモリや外付けストレージへインストールする機能

通常USBメモリ等の外付けストレージへOSをインストールすることは出来ませんが、Windows to Goはそれを可能にするだけでなくあらゆるパソコンで起動可能にする機能です。クラウドサービスでは共有不可能なゲームのセーブデータやMODデータをOS丸ごと持ち運べるため、いつでも自分専用の環境でパソコンを使えるようになります。他にもOSやソフトウェアトラブルで正常起動しなくなったパソコンからファイルを取り出すことにも利用可能です。

Windows to Goが利用できるエディションはEnterpriseとEducationのみ

Enterpriseは企業向け、Educationは教育機関向けにボリュームライセンスで提供されているエディションのため、見たことがない一般ユーザーも多くいるのではないでしょうか。個人でもEnterpriseエディションを購入することは可能ですが、価格が非常に高くWindows to Goのためだけに特殊なエディションを入手することは現実的ではありません。なおWindows10 ProでもWindows to Go用にストレージ設定は可能ですが、EnterpriseとEducationのライセンスとインストールディスクが必要になります。

AOMEI Partition Assistant StandardならどのエディションでもWindows to Goが利用できる

AOMEI Partition Assistant Standardは非商用利用なら誰でも無料で利用できるソフトウェアです。主な機能はパーティションの操作ですが、Windows To Go Creator機能を使えば特定のエディションでしか使えないWindows To Goと同じことが可能になります。外付けストレージとWindows10のISOファイルを用意すれば誰でもWindows To Goが使えるため気軽にWindows To Goを体験可能です。

Windows To Go用に使う外付けストレージはSSDがお勧め

USBメモリは製品によって書き換え可能回数が大きく異なりますが、書き換え可能回数が多い製品であったとしてもOSはシステムログやキャッシュ等で非常に多くのファイルを書き換えるため急速に寿命が縮みます。仮に一時的な利用であっても書き換え可能回数の多いSSDやHDDがWindows To Goに最適です。SSDやHDDならUSBへ変換するケーブルや外付けHDDにするためのキットが安価に入手でき、USBメモリよりも大容量です。

Windows To Go用外付けストレージはUSB3.0のポートへ接続して起動する

Windows To Goで作った外付けストレージはBIOSから起動デバイスとして指定することであやゆるパソコンで起動できます。このときに全てのデータのやり取りはUSB経由になるため2.0よりも高速なUSB3.0が使える際は積極的に使用しましょう。

Windows To Goで作成したOSはメジャーバージョンアップできない

Windows10は半年ごとにメジャーバージョンアップをリリースし、1年半だけサポートが提供されます。仮に1年以上前のバージョンでWindows To Goを使った場合、サポートが切れる直前の状態です。しかしWindows To Goはその性質上、特殊な操作を行っているためメジャーバージョンアップすることが出来ず、再度最新のバージョンでWindows To Goを行う必要があります。

まとめ

Windows To Goはパソコンが起動しないときの非常時や自分専用のOS環境を持ち歩く時に活躍するユニークな機能です。またゲーミングPCを使っていて、ゲームMODの組み合わせなどテストをしたいときも独立したOS環境で気兼ねなく行うことができるなど様々なシーンで役立てることもできます。もし正常にインストール出来るか分からない古いゲームなどのインストールを試みるときはWindows To Goを試してみましょう。